コロナに感染した人と接触した可能性がある場合に警告のメッセージでお知らせしてくれるアプリが本日2020年6月16日から利用可能と成りました。
このアプリはグーグルやアップルのプレイストアからダウンロードできます。
検索の欄に Corona Warn Appと入力すると複数の似たようなアプリが表示されますが、
Coroba-Warn-App Robert Koch-Institutと表示されるものがこれに当たります。
今から使用を開始して問題点が出ればその都度修正を行い、第2波が来る前までにより精度の高いものにしたいと言うのがこのタイミングでアプリをスタートさせた理由だそうです。
このアプリは
- ヨーロッパ域内の移動制限が解除されたことによる国境を超えた感染の爆発を防ぐ
- 8月以降に来ると予想されているコロナの第2波の拡大を防ぐため
- スマートフォンのブルートゥース経由でデータのやり取りを行い、感染を追跡しやすくすることを目的としています。
そのためこのアプリを利用してもユーザー自身がウィルスに感染するのを防ぐことはできませんが、
ユーザーが感染した人と接触した場合、感染者といつ、どのくらいの距離で接触したのかを早期に警告することで、ユーザーに病気の症状が現れる前に1週間の自主的な自宅待機を促したり、感染者と接触があったのでコロナテストを受けたいと言う場合に、無料で行われる保険診療の対象者であると医者へ示す証拠と成りえます。
任意のアプリですのでダウンロードはユーザーが自発的に行う必要がありますが、より多くの人が利用し、データが集まることでより正確な感染経路を弾き出すことができるため、政府は広範な使用を促進し、高レベルのデータ保護を約束しています。
もし自分がこのアプリを使用していて、コロナに感染した可能性がある場合、テストの結果を受取次第アプリでこの感染ステータスを自分で入力することになります。
このアプリに関する詳細はドイツ政府のウェブサイトでご確認いただけます。
ドイツ語の他に英語もあり、どのようにデータ保護が行われるのか、このアプリの使い方ビデオなどの説明も見られますのでぜひ一読ください。