Covid 19と超正統派のユダヤ教徒(Das ultraorthodoxe)

宗教によって様々なタブーがありますが、今回はその中でも「宗教的に非常に厳格な生活」をしているユダヤ教の超正統派(ウルトラオーソドックス)と呼ばれる人たちに関連した記事をお送りします。

イスラエルのエルサレムには18世紀からずっと超正統派の方々のみが住むエリアとしてメア・シェアリームと呼ばれる場所があります。

彼らは宗教上の理由から出生率が高く1家族平均の子供の人数は6.9人。

2019年1月時点の報道では人口の12%(約100万人)へ増えています。

現在イスラエル政府もコロナの蔓延を防ぐため、外出制限を行っていますが、彼らは狭い2部屋のアパートなどに9人家族、人によっては子供が18人と両親で20人が狭い2部屋のアパートに住んでいたりするため、家の中にとどまることが実質不可能な状態に陥っていっます。

また彼らはユダヤ教の教義を学ぶことを最優先と考え、近代的な教育に否定的で、就労していない者が多いため、新型コロナの脅威が浸透しておらず、一般の風邪だと思って政府の方針に従わない人たちが多いのです。そのせいでエルサレム市内では現在すごい勢いでこの正統派ユダヤ教徒たちにコロナの感染が拡大しています。

今朝の報道によりますとエルサレム市内のコロナ隔離病棟に搬送されてくるのは、ほぼこの正統派の人たちのため、彼らの行動を規制することがイスラエルにおける重要なコロナ対策の一つとなっているそうです。

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